『THE SHAWSHANK REDEMPTION』


原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
邦題:ショーシャンクの空に

若き銀行副頭取アンディは、妻とその愛人の殺害容疑で逮捕され、無実の訴えも空しく終身刑となった。ショーシャンク刑務所に収監された彼は他の受刑者を避けていたが、ロックハンマーを依頼したのをきっかけに“調達屋”のレッドと友情を築いていく。時は流れ、アンディは前職の腕前を買われて刑務所長や看守たちの財産運用を手助けしていた。そんなある日、アンディの妻殺しの真相を知る男が入所してきた。20年目にして無罪証明のチャンスがやってきたが、所長の陰謀により彼の訴えは脆くも握りつぶされてしまう。しかし、決して希望を捨てることのなかったアンディは、誰もが予想さえしなかった奇跡を起こす。

主人公アンディは無実の罪ながら投獄されるが、決して希望を捨てず、自由を得られる明日を信じ続ける。一方、古株の囚人テッドはそんなアンディに、「刑務所で希望をもつのは禁物」だと忠告する。物語はアンディとテッドの友情を中心に、ショーシャンク刑務所で生きる男たちのさまざまな人間模様を描いていく。人生の不条理や悲しみを問いかけながらも、たどり着くラストシーンは見る者の胸をさわやかに、だが強く打つ。


95年アカデミー賞主要7部門(作品賞、主演男優賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、楽曲賞、音響賞)ノミネート
95年ゴールデン・グローブ賞主要2部門(男優賞、脚色賞)ノミネート
95年度キネマ旬報外国映画作品賞、読者選出外国映画監督賞、読者選出外国映画ベスト・テン第1位
95年度日本アカデミー賞外国語映画賞
95年度毎日映画コンクール外国映画ベストワン賞
95年度報知映画賞外国作品賞
95年度日本映画批評家賞外国映画部門作品賞、男優賞
95年度スクリーン執筆者選出外国映画ベストテン第1位

評価:★★★★☆