アイスホッケー

VictoriaSalsa


<簡単なルール>
氷上には6人が出られます。キーパー、ライトディフェンス、レフトディフェンス、ライトウイング、センターフォワード、レフトウイング。ディフェンス2人とフォワード3人がセットを組んでプレーします。
ずっとプレーしているのは疲れるので、1分ぐらいしたら次のセットと交替します。交替はレフェリーに許可を得なくても自由にできます。
リンクに青い線が引いてあります。そのままだけどこれがブルーラインです。


ここから先が敵陣です。敵陣に入るにはパスポート、つまりパックが必要です。パックより先にここへ入ってはいけません。(線をまたいでいたり、スケートのエッジが線上にある状態はセーフです。)
自分で持ち込むのはもちろん、先にパックをブチ込んでおいて、あとからみんなで入るのもOK。それから攻撃は始まります。
逆に攻撃される側としては、パックをブルーラインより外に出してしまえば、相手チームは退去せざるを得なくなるのです。ずっと攻められっぱなしのときは、とりあえずパックをブルーラインから出すことを目標にディフェンスするのです。
敵からパックを奪って「さあ、速攻だ。行け〜!・・・アレ? なんでそこで止まってんの?」というのはこんなルールがあるからです。

通称「アイシング」。センターラインは分かりますね?真ん中に引いてある赤い線です。



そのセンターラインより後方から出したパックが誰にも触れずに敵陣のゴールラインを割ったら、それがアイシング。プレーが止まります。
そしてなんと、次にプレーが再開されるのが、パックを出した方の陣地から。だからなるべくアイシングはしないようにした方がよいのです。一般的にアイシングの少ない試合はいい試合と言われています。

オフサイド」「アイシング」。このふたつが分かれば、あとは何もいりません。あとはパックを見逃さないようにするのと、ビールを前の人の頭にこぼさないように気をつけることぐらいです。

最後にペナルティ(反則行為)について。
アイスホッケーは押したり、こづいたり、基本的には何でもアリだと思って大丈夫です。それがあからさまなとき、ペナルティがとられます。
レフリーが「これはペナルティだ」と思ったら手を上げます。そして反則された側のチームにアドバンテージを与えます。
アドバンテージは反則を犯してしまった側がパックを触るまで続き、その時点で試合が止まります。
アドバンテージをもらった方は自殺点以外、失点する心配がなくなります。そこで、キーパーを上げて替わりに攻撃の選手を氷上へ送り込みます。これがかの有名な「6人攻撃」です。
その間、見事得点した場合は次はキーパーを除く5人対5人で試合は再開されます。得点される前に反則した側がパックを触って試合が止まったら、そこから「ペナルティキリング」が始まります。
通常は2分間。反則の度合によってもっと長くなるときもあります。ま、2分と理解してください。4分とか5分とかアナウンスがあったら、「あー、相当ヒドイことしたんだなー」と思ってください。
で、その2分間、反則を犯した選手は「ペナルティボックス」に入ります。替わりの選手は出られません。5人対4人でプレーしなければならないのです。
人数の多いチームにとっては「パワープレー」。少ない方のチームにとっては「キルプレー」と呼びます。
パワープレーは絶好の得点チャンスです。3回に1回ぐらいは決めてもらいたいところです。
キルプレー中に失点したら、ペナルティボックスに入っていた選手は出てもよいことになっています。出てもよいとは言っても、点は取られたくないですね。ですから、2分間は点を取られない様に頑張るのです。時間は電光掲示されるので、残り10秒ぐらいになったら「10、9、8・・・」とカウントダウンするのもいいですね。

主なペナルティ
フッキング=スティックで引っ掛ける。
リッピング=スティックでつまずかせる。
スラッシング=スティックではたく。
クロスチェッキング=スティックを両手で持ってブチかます
チャージング=走りこんでブチかます
エルボーイング=ひじ打ち。
ハイスティック=スティックを肩より上に上げる。
ラッフィング=なぐる。
ホールディング=体やスティックをつかまえる。
インターフェア=パックを持たない選手の邪魔をする。