コドモは知ってる

とおちゃん何やってんだぁ!

カナダやアメリカでのためになる政治のお話。

ある日、子供が父親に尋ねました。「ねえ、政治って何?」

「うーん、どう説明したら分かり易いのかな。そうだな、政治を家族に置き換えて話そうか。お父さんはお金を稼いでいるだろう? だから、お父さんは"資本家"だ。お母さんは家事を賄っているから、お母さんは"政府"だ。お父さんやお母さんは、お前のために存在しているようなものだ。 だから、お前は"国民"だな。それからお手伝いさんは、ちょっとのお小遣いで毎日一生懸命働いているから、お手伝いさんは、"労働階級"かな。まだ赤ん坊のお前の弟は・・・"将来"としようか。どうだ、ちょっとは政治がどういうものか分かったか?」

子供は、父親が教えてくれたことを考えながら、ベッドに入りました。

その晩遅く、子供は赤ん坊が泣いているのに気が付きました。そこで、赤ん坊を見に行ったところ、おむつがひどく汚れているではありませんか。子供は急いで両親の部屋に行きました。ところが、母親は寝込んでいて、起きるそぶりもありません。あきらめて、今度はお手伝いさんの部屋に行ってみました。鍵が掛かっていてドアが開かないので、鍵穴から覗いてみると、父親がお手伝いさんと寝ていました。子供は諦めて、ベッドに戻りました。

次の朝、子供は父親に言いました。「お父さん、政治っていうものがどういうものか、分かったよ。」
「ほう、そうか、大したもんだ。自分の言葉で説明してごらん。」
「えーっと、資本家が労働階級をむしばんでいるときも、政府は寝たふりをしていて、国民は無視されている。将来はう○ちまみれ。こんな感じかな。」