カナダの暴君

GordonCampbell

ここ数日、Pageの設定を変えたりしてて、肝心の中身を全く書いてませんでした。明日まとめて書けばいいやってズルズルと今日まで・・・。今までごまかしごまかし毎日続けてたものが一旦途切れると、何だか別にいいかなって思えるようになってしまうのも事実で・・・。でも後でまとめて書こうって思うこと自体が、小学校の夏休みの最後にやる絵日記のようで、思えばあの頃からあんまり成長していないんだなって改めて感じました。幸い今は怒る先生はいないので気が向いたら抜けた日の分もこっそりやっておきます。
最近はこっちの生活にも慣れてしまい、毎日同じような事の繰り返しでこれじゃいけないなって思いつつも、新しく何もしていない日々が続いています。気候はちょっと前に比べれば随分と暖かくなり、過ごしやすくなってきました。昼間歩くとすでに現地の人は半そで半ズボンの人も見かけるけど、Page横にあるヴィクトリアの気温を見てもらっても分かるように、暖かくなったといっても今の日本の気温と比べてもほとんど変わりません。寒がりなので日本にいる時と変わらない格好で歩くと、たまに知らない人から風邪ひいたのか?って声かけられたりもします。そんな時はちょっと恥ずかしいので否定はしないけど、思うにこっちの人は寒さに関してはアタマがイカレてます。まぁそんな感じでこっちでは知らない人でも場所を問わず、どんどん向こうから話しかけてきますが、日本でそれをやるときっと変な目で見られます。

ここ数日の大きなNEWSと言えば地元UVIC*1を始めとするBC州*2の大学の学費値上げ問題。みんなの話しによればBC州知事はものすごく悪いヤツらしく富裕層から税金を取らず、平均的な所得層や学生などから絞り取っているようで、みんなからかなり嫌われているらしい。きっと次の選挙では落ちるだろうって言うのが大方の予想と希望・・。ここ一年半の間にこの前終わったばかりのフェリーを始め、バスや看護婦などが次々とストライキを起こしている。最近では医者や電話会社が新たにストライキに入るようで、いくらストが盛んな社会とはいえ、これはかなり異常な事態。中でもこの島で唯一の交通機関であるバスがストに入った時は最悪だったようで、学生たちや車の無い住民の移動手段は足しかなかったらしい。これは東京で山手線がストに入るのと変わらないくらいの住民にとって大きな打撃。それもこれも州知事*3であられるGordonCampbell(ゴードン・キャンベル)様の行う悪政によるもので、日本よりさらにひどい状況を目の当たりにしている。この偉いお方、先日休暇中にHAWAIIで飲酒運転して逮捕され、多額の保釈金を支払って釈放されたにもかかわらず、他国での休暇中の出来事として何のお咎めも無くのうのうと過ごしている。とにかくめちゃくちゃ、このおっさん。暗殺されるかもって誰かが冗談で言ってたけどそれもありえる状況。誰かの学歴詐称なんてかわいいもの。きっとこっちでは問題にすらならない。

先週、学費の値上げに伴い、この小さな街でも数多くの学生が集まって大規模なデモがあり、関係ないのにうちの相方さんが参加してた。一緒に“GordonCampbellSuck!!”(ゴードンキャンベル、クソったれ!!)って学生たちと叫びながら練り歩いたらしい。下町育ちの相方さんは血が騒いで仕方がなかったみたい。この話を学校の先生に話したらみんなに笑われたけど・・・。


以下、記事URL
<Bushと同格>

<州知事逮捕−記事>

*1:University of Victoria

*2:BrithishColombia

*3:州知事といってもその州の全権があるので日本の県知事とはかなり違う。どちらかというとBC州自体がひとつの国で、州知事は日本で言う首相みたい