なくしたココロ。忘れたキモチ。

ウルトラマンタロウ

もうすぐX'masって事でテレビはどれもそんな感じの番組ばかり。土曜から子供たちが冬休みになったから、余計アニメとかが増えた気がする。一応、自分も学生なので約2週間のVacation!って言ってもたいした予定もないんだけどね。

数多くの番組(基本で約40Ch)その中からたまたま目に付いたのが、日本で言う『赤鼻のトナカイ』みたいな話。時代の流れか、ルドルフ(赤鼻のトナカイ)はいじめられっこではなく、むしろみんなのリーダー的存在で、前に見た多分ホントの話からは大分違う話になってた。
簡単にいうとサンタが作った?おもちゃが誰かに取られて、それをみんなで知恵を絞って探すってものすごく略すと前半はこんな話なんだけど、その盗んだヤツってのが何十年も前にクリスマスプレゼントとして、サンタからある男の子のところへ送られたクマのぬいぐるみ。最初は可愛がられて一緒に成長していったのに、その子の興味が次第にテレビゲームとかに移ってしまい、そのクマは忘れられ、いつの間にか捨てられてしまうってちょっと悲しい話。そのクマが言うには、自分のように辛い思いを仲間のおもちゃに味わってほしくないからっていうのが盗んだ理由で今の時代をよく取り入れた考えさせられるとてもいい話に仕上がってた。
最終的にはハッピーエンドになるんだけど、自分が子供の頃、大事にしてたおもちゃって何処に行ったのかなって考えた。
無くなっても、壊れても、買えばいいって風潮が日本だけではなく、こっちでもあるのは事実で、クリスマスムードに浮かれた世間に警鐘を鳴らすいい企画でもあった。

自分の事だけど、買ってもらった最初のおもちゃは多分『ウルトラマン全兄弟』の塩ビ人形ですごくうれしかったのを覚えてる。ちっちゃい頃はずっと入院してたから、毎日それを使ってベッドの上で遊んでた。病院の窓から外を見ながら大きくなったら本気でウルトラマンになれると信じてた。特にウルトラマン・タロウがお気に入りで、退院してからもずっと持ち歩いてた。そう、退院したばかりでその頃の友達はタロウだけだったから・・。ある日、庭で遊んでたら飼い犬のリキが、タロウに何故かうんちして、泣く泣く洗おうとすると、おかんが汚いからってそれを捨ててしまった。あの時はあれだけ泣いたのに、あとから買ってもらったおもちゃにそれほど愛着を持たなくなったのは、次第にオレがマイケルジャクソンみたいな無垢な心を無くしていったからに違いない(笑)