難しいけど…

ナショナル

ちょっと前に書いた事についての補足。
オランダ人の友達についてだけど、実は何人って書いていいのか微妙なんだよね。彼のお父さんがオランダ人でお母さんがドイツ人。彼自身はカナダにイミグラントしてるから書類上では彼はカナダ人なんだけど、本人も周りもすごく違和感を感じているみたい。移民してきた人はFirstgenerationって言われて普通のカナダ人よりはいくつかの制約があるけどれっきとしたカナダ人、でもその子供たちはSecondgeneration って言われて、もう彼らは完全なカナダ人として認められる。でもそこには目に見えない色々な問題があるようで、例えば自分たちの国を思い浮かべるっていう事って日本人からすると、ごく自然の事が彼らにはできなかったりとか。自分の心の中のナショナリティと書面とのギャップを埋める事って思ったより大変らしい。日本は海に囲まれていてその中で暮らす日本人はみんな同じ肌の色をし、同じ髪の色を持ち、同じ瞳の色を持っている。だからその中にいるとあまり日本人について深くは考えようとしないよね。でもこっちではすごく当たり前で、今せっかくそういう環境にいるんだから、ここでは自分自身のナショナリティっていうものを一度ちゃんと見つめてみようと思う。そこから何かが見えてくるかもしれないしね。何か堅い話になっちゃった。でも移民大国、カナダならではの話。