運というモノ…。

$100

先日、インディアナ州で人の運命の不思議さに天を仰いでしまうような事故が起きた。TVの宝くじゲーム番組で大金を獲得した男が、その数時間後に交通事故で死亡してしまったのだ。

不思議な運命に見舞われたのは同州インディアナポリス郊外エルウッドに住むカール・D・アットウッドさん(73)。番組は「Hoosier Millionaire」で、1ドルのクジ買って出場権を当て、番組で何らかの勝負をして賞金を増やす、というもの。アットウッドさんは幸運にも出場権が当たり、先週の木曜日、番組に出演、5万7000ドル(約610万円)もの賞金を獲得した。番組でアットウッドさんは
「深く感謝します。こんな大金を持って帰れるとは正直、思ってもみませんでした。これで素敵な車が買えますよ。」
と、コメントして、スタジオを後にした。

そして、その数時間後。幸運のくじを買ったエルウッドのスーパーの近くでアットウッドさんは小型トラックにはねられてしまった。すぐに病院に運ばれたが、死亡してしまったという。

番組は生放送ではなく、土曜日に放映される予定だった。局では放映中止も検討したが、遺族の強い意向で番組は「カール・ウッド氏追悼の意をこめて」というテロップとともに予定通り放映されたそうだ。

アットウッドさんは3週間後に100万ドルの賞金のかかった決勝に出場する予定だった。番組ディレクターは、遺族にアットウッドさんの代理人を選んでもらい、番組に出演してもらうべく交渉をしているそうだ。
何だか人生の儚さを感じる…。

☆ NewsSauce ☆