スタンレーカップ始まる。

rkhonda2004-05-25

今日からNHLの頂点を決めるスタンレーカップ・ファイナルが始まりました。野球の日本シリーズみたいに全部で7戦あって先に4勝した方がその年の勝者の証であるスタンレーカップを手にすることができます。
今年は珍しくカナダのチームであるカルガリー・フレームスが大方の予想を大きく覆し、その戦いの場に駒を進めました。バンクーバー・カナックスはフレームスと同じリーグで同じ地区。シーズン成績はカナックスが1位でフレームスは3位でした。各カンファレンスの上位8チームが出場することができるプレーオフカナックスは第3シード、フレームスは第6シードとしてプレーオフトーナメントの一回戦で戦いました。試合は第7戦までもつれ込みましたが、最後はフレームスが取り、それによってカナックスの今シーズンは終わりました。
勢いづいたフレームスはその後、7戦目までもつれることなく次々と優勝候補を倒しウェスタンカンファレンスの王者となり、イースタンカンファレンス王者のタンパベイ・ライトニングスタンレーカップを賭けて最後の戦いに臨む。って言うのを店の常連のカナダ人から教えてもらいました。
何でこの人、カルガリーのチームを熱っぽく語るかというと実力的にはカナックスの方が上だったけど運良くフレームスが第7戦で勝って、今があるんだって事を言いたいらしいんですよ。フレームスを苦しめたのは唯一おれ達のカナックスなんだよ!って事です。今回はたまたまそれがフレームスだっただけ・・・なんだって。何かめちゃくちゃやなぁって思いながらも、日本にもこういうおっちゃんいるよなぁって思ったりしてます。でもカナダのチームだから応援するそうです。オレもよくフレームスは知らないけど何だか盛り上がってるみたいなんで便乗します!がんばれぇ。

今日の結果はフレームスが4−1でライトニングを降し幸先のいいスタートを切りました。次は2日後。
NEWS:http://www.nikkansports.com/ns/sports/nhl/f-sp-tp7-040526-0016.html



プレーオフ一回戦結果
カナックス(3勝4敗) vs フレームス(4勝3敗)
        日時  ホーム    スコア   ビジター

第1戦 4月 7日 カナックス ○ 5−3 ● フレームス
第2戦 4月 9日 カナックス ● 1−2 ○ フレームス
第3戦 4月11日 フレームス ● 1−2 ○ カナックス
第4戦 4月13日 フレームス ○ 4−0 ● カナックス
第5戦 4月15日 カナックス ● 1−2 ○ フレームス
第6戦 4月17日 フレームス ● 4(3OT)5 ○ カナックス
第7戦 4月19日 カナックス ● 2(OT)3 ○ フレームス

スタンレーカップ
東西カンファレンスの優勝チームが争うNHLの年間王者決定戦。7回戦制。1893年、カナダ総督のスタンレー卿フレデリック・アーサーが、カナダのアマ最強チームに銀のボウルを贈ったのが始まりで、北米スポーツ最古の賜杯。英国で作られ、NHLの前身NHAを経て、26年からNHL優勝チームに贈られるようになった。台座の部分にプロスポーツ界で唯一、歴代優勝チームの選手、コーチ、フロント、スタッフの名前を刻んでおり、現在、ベース部分は5段の台座で構成され、1段で13チームの優勝メンバーの名前を記すことができる。現在のカップの1番上にあるボウルは、2代目。オリジナルカップは痛みが激しくなったため、69年にトロントのホッケー殿堂入りした。
優勝チームの選手はオフの期間中、交代でカップを所有することができる。欧州出身の選手はカップを母国へ持ち帰って優勝報告会を行ったり、思い出の地へ一緒に持ち込んだりするため、カップは世界各国を訪れている。