地球人の好み

Earth

店には色々な国の人たちが来ます。カナダ人はもちろん、お隣のアメリカやメキシコ、ヨーロッパやアジアとホント色んな国からやってきます。働き始めてまだ一ヶ月足らずだけど、どこから来たのか直接聞いただけでも多分20カ国ぐらいの人たちと出会ったと思います。*1
それで感じた些細なこと。
例えば、キーホルダーみたいな小さなモノからTシャツのデザインなどお客さんが手にとって見たり、実際に買っていくモノではっきりと国民性というか、国ごとの好みが出ているんです。
まぁ、当たり前といえばそれまでだけど、実際にその場にいたらそれはかなり面白い光景です。目に見えない、本人たちでさえ気づかない"ある法則"にそれぞれの国の人々が従っているように見えるんだから・・・。
韓国人は必ずといっていいほど店にある、ある物に興味を示すし、アメリカ人は必ず皆さん同じ色合いのTシャツを手に取ったり、オーストラリア人はほとんどが同じものを買って行ったりとホント面白い。決してそれらは特殊なものでもなくていたって普通のものばかり。同じラインナップの数ある色あいの中で、ただひとつにだけその国の人たちが集まるんです。それにはその国の人たちをくすぐるエッセンスが入っているとしか思えないんです。
そしてオレがコレだったら買うなって思うアイテムはやっぱり日本人が買っていくんですよ。そして日本人以外はあんまり興味を示さないんです。
逆にコレはないだろ!?ってのが何故か日本人以外には大人気だったりします。だからただ店にいるだけでもすごく勉強になります。これから先、何かにそれが役に立つんじゃないかなって淡い期待を抱きながら働いています。まぁきっとないんでしょうけどね。
それでうちでできる面白い仕事のひとつ。実は今働いている所はシャツのデザインもできて、実際にそれを販売することができます。デザインするのはTシャツとかではなくてラグビーシャツみたいなヤツなんだけどね。ラグビーシャツっていっても色合いによってはすごくおしゃれにできるから街でも普通に着れます。
現に今、仕事で着てるのはオーナーがデザインしたバンクーバー・カナックスとのコラボレーションモデル。カナックスにロゴの使用料などを払うから普通よりかなり高いけど、色合いがすごく気にいったから社割で買っちゃいました。
そんなワケで明日のヒットアイテムの為(?)最近は生地の何種類もある色サンプルを使って色々と配色を試したりしてます。結構、難しいデス・・・。かなり時間もかかりそうです。
先に書いたように国によって趣味や好みも全然違うから狙いをどの国に絞るかがまず第一のポイントみたい。(プラス年齢とか)
万人に受けるのが一番いいんだけどね。オレの場合、とりあえずは日本人でしょう。誰かいいアイデアあれば・・・

*1:今日はウクライナから来たお父さんと話しました。そのお父さん、英語が全く話せなくて最初は戸惑ったけど、お互いジェスチャーだけで問題なくコミュニケーションが取れました。言葉なんてひとつの手段に過ぎません。気持ちがあればいいんです。って改めて思いました。