モントリオール一日目

rkhonda2004-10-14

朝、8時20分ケベック・シティ発のVIA鉄道に乗り、次の目的地モントリオールへ。車窓から見える素晴らしい紅葉をもう一度楽しめばよかったけど、ホテルで夜遅くまで久々にネットしていたから、座席に着くなり、何も食べずにぐっすり。モントリオールまでは予定時刻より30分遅れ11時45分と約3時間半の旅。寝ていたおかげであっという間のものだった。
駅を出て予約していたユースホステルを目指す。案の定、自分のいる場所がいまいち掴めないんだけど、そんな時にコンパスはすごく役に立つ。それにしても爽やかな青空が気持ちいいほど広がっている。
モントリオールケベック・シティ同様、フランス語が主体の街。ただ街の規模がこっちの方が全然大きい。(トロントに次いでカナダで二番目の都市。)
ケベックはよくフランス風と言われるけど、モントリオールは決してフランスそのものではない。石造りの18世紀の建物とポストモダン調の高層ビルがうまく調和した街で、300年以上培ってきた独自の文化を持ち、モントリオールらしさを育んでいて、それを肌でしっかりと感じ取る事が出来る。


滞在したユースホステルは世界中に数多く存在するホステルの中でも、宿泊者に高い評価を受けているだけあって設備や清潔さでは他とは桁違い。コレを読んでくれているあなたが初めて泊まるユースがもしここなら他に行くとがっかりするかもしれない。スタッフも気さくですごく感じがいい。
チェックインの時、フロントのお姉さんがオレのパスポートを見るなり、少し驚いた様子で“おっ、あんた今日誕生日じゃん。おめでとう!”と言ってくれた。そうなのだ。この日が誕生日なんだ。旅に紛れて忘れかけていた。咄嗟に“えっ!?じゃあ割り引いてくれんの?”って今思えば浅ましい質問をしてしまった。でもお姉さんは笑いながら“Non”って言いやがった。我ながらナイストライだとも思ったがダメだった。
ともあれ、カナダで初めて迎える誕生日は優雅だったヴィクトリアのコンドでもなく、広々として快適な生活空間だったバンクーバーのアパートメントでもなく、カナディアンロッキーの自然にあふれたバンフのアコモでもなく、モントリオールユースホステルだった。
ここのユースもこれまで同様、様々な国の人々が交わる場所。これまでの約一年にも及ぶカナダでの滞在をある意味で凝縮した空間だともいえる。だからそんなところで迎える誕生日も悪くないと思った二十・・・才になった誕生日・・・。
来年はどこでこの日を迎えるんだろう・・・。

Montreal, Quebec: Auberge de Montreal(HI)泊





▼マギール大学キャンパス


▼展望台




▼街並み










▼地下鉄