先見の迷惑
先 見 の 迷 惑
- 「将来コンピュータの重量は、1.5トン以下になるかも知れない。」
- Popular Mechanics誌、科学の果てしなき進歩を予測して、1949
- 「恐らく世界中のコンピュータ市場の規模は、5台だろう。」
- トーマス・ワトソン、IBM会長、1943
- 「私はこの国を東西南北、端から端まで旅行して、最高の人たちと話し合ったが、データプロセシングは、今年の年末には終わる一時的流行だと断言できる。」
- プレンティス・ホールのビジネス書担当編集者、1957
- 「そこで僕たちはアタリ社へ行って、『こんな素晴らしいものを作りました。貴社のパーツだって使っています。資金援助を願えませんか。それとも、これをお宅に売却してもいいんですが。どうしてもやってみたいんです。給料を払っていただければ、こちらに来て働かせてもらいます。』と言うと、アタリは『ノー』と言った。そこで、僕たちがヒューレット・パッカードへ行くと、『あんたらなんか要らないよ。まだ大学さえ出てないじゃないか。』と言うんだ。」
- アップル・コンピュータの創設者、スティーブ・ジョブズが、彼とスティーブ・ウォズニアックの作ったパーソナル・コンピュータを、アタリとHPに売り込もうとして
- 「家庭にコンピュータを欲しいと思う人などいる訳がない。」
- ケン・オルソン、Digital Equipmentの創設者・社長・会長、1977
- 「640Kもあれば、誰でも十分だろう。」
- ビル・ゲイツ、1981
- 「この『電話』というものは欠点が多すぎて、通信に使おうと真面目に考えることなどできない。我々には本質的に価値のないものである。」
- ウェスターン・ユニオンの内部文書、1876
- 「この無線の音楽ボックスは、どう考えても商業的に無価値だ。不特定多数に送られたメッセージに誰が金を払うだろうか。」
- デイビッド・サーノフの共同経営者たちが、1920年代、彼がラジオへ投資したいと言ったことに対して
- 「誰が一体全体、俳優がしゃべるのを聞きたいと思うだろうか。」
- H.M ワーナー、ワーナー・ブラザーズ、1927
- 「『空気より重い空飛ぶ機械』は不可能だ。」
- ロード・ケビン、英国学士院総裁
- 「航空機は面白いおもちゃだが、軍事的な価値はない。」
- マーシャル・フェルディナンド、戦略学教授、Ecole Superieure de Guerre
- 「ゴッダート教授は作用反作用の関係も、反作用を得るためには真空以上の物がいることも知らない。彼は、高校で毎日広く教えられている基礎知識さえ持ってないようだ。」
- ロバート・ゴッダートの革命的なロケットの研究についての1921 New York Timesの社説
- 「発明されるべきものは、すべて発明されてしまった。」
- チャールズ H ドュエル、長官、米国特許庁、1899
- 「ルイ・パスツールの細菌理論は馬鹿げた作り話だ。」
- ピエール・パシェ、ツールーズの生理学教授
- 「コンセプトは面白いし、よく書けているが、『可』以上をもらおうと思ったら、実現可能なものでないとね。」-- エール大学の経営学教授が、信頼性のある翌日配達便サービスを提案するフレッド・スミスのレポートについて。(スミスはこれを押し進めて、Federal Express(Fedex)を設立した。)
- 「クッキーの店などよくないアイディアだ。それに、市場調査によれば、アメリカ人は君が作るような柔らかくて、ぐちゃぐちゃ噛むものではなくて、ぱりっとしたクッキーを好むのだ。」
- Mrs. Fields' Cookiesを始めようというデビー・フィールズのアイディアに対して
- 「石油を掘るだって? 地面にドリルで穴を開けて、石油を探すっていうのかい? あんた頭がおかしいよ。」
- エドウィン L ドレイクが、石油を採掘プロジェクトに協力を要請したドリル業者たち
- 「株価は、永遠に続くと思われる高値に到達したようだ。」
- アービン・フィッシャー、経済学教授、エール大学、1929