恐るべし、チャイニーズ。

Mao(L)

この前、チャイニーズが集団で来店して来ました。彼らは常にめちゃくちゃ早口の中国語で話しかけてきます。当然、例えそれが遅くても言ってることは分かりません。仕方ないから英語でしゃべってよと英語で言います。それにも動じず再びマンダリンで話しかけてきます。だからわかんないんだよ、おばちゃん!って英語で言っても通じません。おばちゃんたちは代わる代わるオレに話しかけてきます。当然、マンダリンで・・・。何だよ、あんたマンダリンしゃべれないのかって顔をされ(おいおい、こっちが悪いのか?)団体は店内にバラバラになり、Tシャツやら何やらを物色し始めました。・・・もうね、バーゲン会場じゃないんだから・・・。これいいよ!みたいな感じで離れた仲間にTシャツを投げ渡したり、そりゃもうすごいのなんのって・・・。結局、荒らすだけ荒らして何も買わずに出て行きました。あとに残った惨状はオレ史上において燦然と輝く金字塔?を打ち立てたワケです。
とにかくこっちの常識とかは全く通じないのがチャイニーズです。彼らは彼らのルールの中でのみ生きています。世界中でチャイナタウンがあるように(バンクーバーのチャイナタウンは世界で2番目に大きいそうです)彼らの大半がその中のコミュニティでのみ生きていこうとするかなりステキな人種でもあります。
あるアメリカ人が少し前に仕事で北京に行き、夜は同僚と共に中華料理を食べに行った時のこと。円卓を囲み、夕食を楽しんでいると、そのテーブルのすぐ隣に中国人の家族が席についたそうです。料理が一通り出てきて落ち着いた頃、隣のテーブルにいた幼稚園ぐらいの男の子が何やら親に話しながら椅子から降りるのが目に留まりました。すると男の子はテーブルのすぐ近くでズボンを下ろし、しゃがみこんでおしっこをしたそうです。当然、アメリカ人のテーブルはみんな驚きます。しかし他の中国人のテーブルはまったく動じる様子もなく、普通に食事をしていたそうです。ウェイターも何事もなかったように振舞っていたそうです。ここで強調しておきたいのは、決してそこは小汚い田舎の中華料理屋ではなく中国のなかでは割と高級なレストランだったということです。いくらキレイな洋服で着飾ったとはいえ、結局中身はそんなものだっていう何だか中国人ってものが分かったようなわかんないような話です。
そしてうちのオーナーの話ではチャイニーズの万引きが一番多いらしいです。ただこの国では万引きするほうが悪いのではなくて、されるほうが悪いっていうのが暗黙の了解で、仮に現行犯で捕まえたとしても警察はまともに取り合ってもくれないそうです。
最近、日本でWinnyが話題になっているけど、そんなものを議論することすら中国人にとっては無意味なことでしょう。中国では近年、爆発的にインターネットが普及して来ました。あの人口ですから、一度火がつけばとんでもない市場に何でも化けます。ただネット上でもその彼ら独特の価値観は生き続けています。あるサイトでは公開前の映画がネットでダウンロードできたりするそうです。そこには著作権なんていう概念なんか皆無です。当然できるものとして受け止められています。むしろ当然の権利として主張するでしょう。すごい社会です。
ただみんながみんなモラルに欠け、自分のことだけを考えて生きているわけではないと思っています。カナダで知り合ったチャイニーズカナディアンの人はみんなとても素晴らしい人たちばかりです。きっとそういった非常識な(少なくとも自分から見れば)人たちは割合としては日本やほかの国と変わらないんだと思います。人口が多いためにそれがより際立って見えているだけだろうと今はとりあえず信じているところです。

マナーの悪さ目立つ中国人観光客 大声で話すと苦情も
 急速な経済成長による所得の上昇で、北京や沿岸部に住む人たちを中心に海外旅行を楽しむ中国人が増えている。しかし、他国の習慣や治安状況をよく知らないまま、異文化に触れ、とんだ文化摩擦を起こすケースも目立っている。外国の各地でマナーの悪さも指摘されることが多くなった。無防備で街を歩き、盗みに遭う被害も起きている。中国外務省もホームページで、羽振りの良さを誇示するのは危険だとたしなめている。(ベリタ通信=中邑真輔
 こうした中国人のご乱行ぶりに中国紙なども眉をひそめ、自戒の意味を込めて、世界各地での実例を報じている。上海紙の新民晩報によると、中国人観光客の「3大悪習」は(1)公共の場所で大声を出す(2)列に割り込む(3)衛生習慣の悪さ、だという。
 タイのプーケットの高級ホテルでは、レストランやエレベーターの中で、団体で来ている中国人が大声で話すため、ほかの客から何度も苦情を受けた。また部屋でたばこを吸う中国客が多く、部屋のじゅうたんに穴が開いていたこともあった。このため、このホテルでは中国人団体客の受け入れを止めた。
 中国広東省の旅行組合の関係者は、「公共の場所で大声を張り上げ、ときには口論を始めるのは、すでに海外における中国人観光客の1つのイメージになっている」と認める。
 「ルールや秩序を守らないのも、中国人観光客の大きな欠点だ」と言うのは、同じく広東省の旅行代理店の社長。この社長の話では、パリのディズニーランドで、アトラクションの入場扉が開くと、並んでいた人たちを押しのけて中国人客が殺到した。そのため、怒った他の客から「あれは何人だ」と文句が出た。しかし、近くにいた中国人のツアー添乗員は恥ずかしくて何も言えなかったという。
 また香港紙の文匯報によると、マレーシアで7月下旬、中国と香港からの団体客の一部が、宿泊していたホテルと問題を起こした。ホテルの朝食券に描かれた絵が“侮辱的”なものだったとして、一部の客が抗議したのが原因。中国大使館の関係者が仲裁に入る事態になった。
 中国人旅行客の中には、多額の現金を持って海外旅行をする人が少なくない。高額のデジタルカメラなどを持っていることもあり、強盗に遭ったり、詐欺師にだまされたりする被害が相次いでいる。
 ベルギーのブリュッセルでは、典型的な詐欺に引っかかった例がある。警察官を名乗る2人の私服の男が、中国人観光客に近づき、「パスポートを見せろ」と要求した。続いて、この「警察官」たちに「今、偽札が出回っているので調べている。協力してほしい」と言われ、金を抜き取られる被害を受けた。
 中国人旅行客のマナーの悪さや、トラブルに巻き込まれるケースが増えているのを憂慮した中国外務省はホームページで、「観光地で目立った格好をして、金を持っていることをひけらかさないように」と注意を呼び掛けている。昨年出国した中国人は延べ2885万人だった。2020年には1億人を超えるとの予測もある。