バンフへ到着

rkhonda2004-08-02

長かった。驚くほど長かった。上半身と下半身が分離した感じがした。ついてしばらくしてから新しい職場に電話した。すると、その人がバス停まで車で迎えに来てくれた。すげぇびっくり。何ていいトコだ。そのまま、宿泊施設に連れて行ってもらった。街の雰囲気にあったログハウス調の建物に多すぎる荷物を運び入れた。
部屋は予想以上で驚いた。入ってすぐのリビングが前に住んでた池袋のマンションより全然大きくて、その奥にはさらに大きな寝室があり、その窓からは大きな山が写真を切り取ったように見えたからだ。キッチンもゆったりとしていてディッシュウォッシャーまでついてるし、何と部屋に洗濯機と乾燥機まである。久しぶりに部屋にそれがある。つまり、洗濯代がもうかからない。これはすごく助かる。設備としてはカナダに来て一番いいのかもしれない。
バンフが他の観光地とされるところと決定的に違うのは大半の働くところには宿泊施設が完備されている点。観光シーズンの夏の間は世界中からかなりの数の観光客が、この小さな町を訪れる。その数はここの住民の数よりはるかに多いそうだ。
ただ冬は雪が多すぎて観光客はさほど多くない。町も閑散とするらしい。もちろん、スキーヤーも数多くここを訪れるが夏ほどではないようだ。つまり夏の短期間だけ人が欲しいから、そんな人たちがその間だけ住める物件をそれぞれ持っているのがここでは普通のようだ。今回はそれに乗っかることにした。
当初の計画では8月いっぱいはバンクーバーで滞在し、そのあとは徐々に東へ移動して、山岳高級リゾートと呼ばれるバンフには数日の滞在予定だった。それがバンクーバーで働いていた店がなくなってしまうという、予想外の展開に戸惑いはしたけど、そのおかげで最高のシーズンであるバンフに長く滞在できるようになったんだから、それはそれでいいように運命が転がっているんだと勝手に思っている。
さあ、これから始まるバンフでの新生活。最高のシーズンのカナディアン・ロッキーを満喫しようと思う。